ハーレーの排気量の知識

ハーレーダビッドソンのオートバイに搭載されたエンジンに関する知識として重要なのは排気量と構造です。基本的に同社のオートバイには排気量が700ccを超える大型のV型2気筒エンジンが搭載されています。ハーレーダビッドソンのV型2気筒エンジンは各気筒が45度の角度で配置された独特の形状を有します。日本のバイクメーカーからも同社のスタイルを模倣したモデルが販売されています。

しかしV型エンジンでも各気筒の角度は60度や90度など様々です。45度の配置に配置されたV型2気筒エンジンは同社のアイデンティティとなっています。またハーレーダビッドソンのオートバイには一般的に空冷OHVエンジンが搭載されており、ツインカムと呼ばれます。OHVとはバルブを駆動するシステムでオーバーヘッドカムシャフトの略称で基本的に1本のカムシャフトを持ちます。一方DOHC、ダブルオーバーヘッドカムシャフトと呼ばれるシステムは2本のカムシャフトを有します。

一般的にツインカムとはDOHCのことですが、同社ではOHVのカムシャフトを2本に増やしたエンジンを独自に開発しました。同社がダートレース用に開発したモデルではさらに2本多い4本のカムシャフトを採用しています。大型のV型2気筒OHVエンジンから生まれる強力なトルクと優れた加速感が同社のオートバイの大きな特徴です。

排気量